「タトゥーがあるとMRIを受けられない」は本当なのか?

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ハイサイ!ゆーじん(@YJ_nurseman)です

 

「タトゥーがあるとMRI検査は受けられない」

SNS上でもときどき話題になりますが、結論を先に書くと、絶対に受けられないというわけではありません。私が勤務する病院でも、タトゥーが入っている患者さんのMRI検査を受け入れることがあります。このことに関する問い合わせもときどきいただきますので、簡単にまとめてみました。

ゆーじん

それでは「ナステート」始まります!

全身タトゥーの男

タトゥーがある方は事前に申告しましょう

ある日、若い男性患者さんが体調不良を訴えて病院にやってきました。診察の結果、MRI(核磁気共鳴画像法)を撮ることになったのですが、実際に検査する段階になって、あることが発覚するのです。そうです、この男性、背中、腰、両腕にタトゥーがびっしり入っていたのです。

検査を担当した診療放射線技師がタトゥーに気づき、看護師を通して主治医に指示を仰ぎます。カルテや検査同意書には、入れ歯やペースメーカー、そして体内に金属が入っていないかなど確認していることが記されています。もちろんタトゥーや刺青の有無も確認していますが、この男性、タトゥーは無いと答えていました。

「言わなくても別に大丈夫だと思って」そう答える男性に、思わずため息が出てしまいました。

 

全身タトゥー男のその後

長く看護師をしていると、いろいろな職業の方に出会うので、全身タトゥーくらいでは驚きもしません。むしろ感染症のリスクが高まることについて心配したり、もし手術でメスを入れたり傷口を縫ったりすると、絵柄が崩れてしまうんじゃないかと心配になったりします。

全身タトゥーの男性はその後医師や看護師から、タトゥーとMRI検査との関係についてみっちり教えられたあとに、無事に検査を受けることができました。しかしこの男性、いかつい見た目とは裏腹に閉所恐怖症だったようで、検査後はかなり疲れた様子でした。

 

タトゥーとMRIの関係

MRIによって産生された熱が顔料に反応する

MRIとは巨大な磁石です。この強力な磁場の作用により、発熱作用が生じます。体内に金属類が入っていたり、皮膚表面に金属材料が入った顔料を塗っている場合に、撮影部位が熱を帯びて火傷(やけど)を起こす可能性があるのです。

IHクッキングヒーターの原理と同じで、電磁波によって熱を産生しますが、そこに金属があると一気に熱が集まり高温となります。そのためにMRI検査前に身に着けている金属類で、外せるものはすべて外します。しかしタトゥーは、その顔料(インク)成分の中に金属材料が含まれている場合があります。その金属材料にMRIで発生した熱が集まり、高温になってしまう可能性があるのです。

しかしご心配なく。金属類が体内または体表に無い場合は、特に熱を感じることはありません。

 

リスクとベネフィットを考えて

これはMRIに限ったことではないですが、検査や治療にはそれぞれ副作用がつきものです。しかしそれらのリスクの大きさより、検査や治療を行うことで得られるベネフィット(利益)が大きいと判断される場合には、患者の同意を得た上で実施します。

タトゥーが入っている方は、一律にMRIを受けられないというわけではありません。タトゥーが入っている場所とMRIでの撮影部位が異なっていれば、検査を受けることはできます。またタトゥーが入っている場所を撮影する必要がある場合でも、検査によるベネフィットがリスクを上回るなら、撮影時間の短縮やMRI機器からの電波を軽減するといった方法で、検査が可能な場合もあります。

 

絶対禁忌ではなく相対禁忌

心臓ペースメーカーや、人口内耳など体内に何らかの金属装置を埋め込んでいる方は、MRIの絶対禁忌となります。しかしタトゥーについては、最終的に医師の指示によって検査が可能となりうる相対禁忌となります。

繰り返しますが、タトゥーがあるからといって、MRI検査ができなくなるというわけではありません。

 

まとめ

タトゥーを入れていても、MRI検査を受けることは可能です。その場合は医師にタトゥーが入っている場所を正しく伝えましょう。

またタトゥーを入れるということは、MRI検査に支障が出る可能性があるというだけでなく、感染症のリスク、肝機能障害を引き起こすリスク、輸血や献血が一定期間できないなどのリスクも伴います。

ゆーじん

今回は以上です。よければその他の記事もご覧下さい。
それでは、グブリーサビラ!(またねー)

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