「お」
【オジーとオバー】(方言)
おじいさん、おばあさんの呼び方。それぞれ「ジ」と「バ」にアクセントをつけるとそれっぽいです。自分の祖父や祖母でなくても、他のおじいちゃんやおばあちゃんに使うこともできますが、親しい間柄に対してのみ使うのが普通だと思います。個人的なイメージとしては、畑や海で元気に働いているそんなオジーやオバーです。
でも最近の子どもたちは、あまりオジー、オバーという呼び方は使わないような気がします。方言を使わなくなったこともありますが、オジーやオバーと呼ぶにはちょっと申し訳ないくらいの、若くて上品な高齢者も多いんです。私や親戚の子どもたちも、自分の祖父母をオジー、オバーとは呼ばずに、おじいちゃん、おばあちゃんって呼びます。
将来は、オシャレで渋いオジーになりたいです。
【御菓子御殿】(食文化)
沖縄県内で展開している菓子製造・販売店。「おかしごてん」と読みます。工場が併設されている店舗では、実際の菓子製造ラインがガラス窓越しに見学できます。沖縄県読谷村に本店があり、御菓子御殿の名前では現在のところ県内に10店舗構えています。
主力菓子は「紅いもタルト」。全国的な賞も獲得するほど、その人気・知名度は全国区と言っても過言ではありません。売れすぎて類似品も出回り、訴訟問題になったことも。なお、御菓子御殿産の紅いもタルトには「元祖」と記載されています。
我が家では、子どもたちがまだ小さいときは、お気軽な工場見学スポットとして定番のドライブスポットでした。特筆すべきは試食できるお菓子の種類や量が豊富!フロアー全体を歩き回るだけでお腹が満足してしまうレベルです。
個人的には紅いもタルトがやっぱり一番好きですね。県外へのお土産にも本当に喜ばれます。読谷村はもともと紅いもの産地であり、それを生かした商品開発が会社を起こすきっかけだったとか。沖縄に数多くある銘菓の中では比較的歴史が浅い商品だと思うのですが、いまや押しも押されぬ沖縄を代表する名品です!

【奥武島】(地名)
「おくたけじま」ではありません。「おうじま」と読みます。沖縄県には奥武島という名前の島がいくつか点在します。もともとこの名前が付く島は、島自体が死者を埋葬するためのお墓であったといわれています。島内には洞窟があり、そこへ死者を埋葬していたとのこと。
最も有名な奥武島は、沖縄県南部の南城(なんじょう)市にあり、本島と橋でつながっている島です。人口は約1.000人。学校は無いため小中学生は橋を渡り本島の学校へ通っています。島の周囲をぐるっと1周できる道路があり、その道路の内側に集落が集まっています。
名物は何と言っても「天ぷら」です。島の主要産業は漁業であり、近海で獲れる魚介類やモズクなどの天ぷらを販売する店舗がいくつかあり、人気となっています。たびたびテレビ番組でも紹介されることが多く、天ぷらを食べるために島を訪れる観光客も多いです。値段も1つ100円以内ととっても安いです。
イカの天ぷらを買って、桟橋に腰掛けて食べてるとどこからともなくネコが集まってきます。天ぷらを少しちぎってネコにやりながら、ぼーっと過ごす。なかなかいい雰囲気ですよ。
【オキコパン】(食文化)
沖縄にある製パン工場です。個人的には沖縄でパンといえば、「オキコパン」か「ぐしけんパン」かどちらかだと思っています。沖縄県中部にある西原町に本社工場があり、近隣の小学生は社会科の工場見学で訪れて、出来立てのパンを試食するのが定番です。
主力商品のひとつは「ゼブラパン」。シマウマのイラストがパッケージに描かれている、ピーナツクリームがサンドされたパンです。小さいころから大好きで、お店でパンを買うときは、いつもぐしけんパンの「ピーナツパン」かどっちかで迷ってました。ちょっとお値段高めなんで、お小遣いに余裕があるときにしか変えないプレミア感がありました。
小学生の土曜日午後に、学校を半日で終えて帰宅して、ゼブラパン食べながらテレビでプロレス観てたのを思い出します。

今回は以上です。よければその他の記事もご覧下さい。
それでは、グブリーサビラ!(またねー)
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